仙台市青葉区立町にある女性専門の鍼灸マッサージ院、愈鍼アネックスの小泉です。
今シーズンは例年になく寒く、雪が多い年ですね。
患者様との話題で「仙台でも昔は子供の膝下くらいまで雪が積もったよね〜。」「雪の少ないことに慣れてしまったよね。。。」などなど、宮城県在住歴30年以上(塩釜、多賀城、仙台)、子供の頃に雪道、凍結路面の歩き方をマスターした院長はなんとか転ばず通勤しております(笑)
気温的にはまだまだ冬ですが、2月4日が立春です。
暦の上では春が始まることを意味します。
東洋医学的には、冬に盛んだった「陰気」が衰えていくかわりに、「陽気」が増してくる時期です。
春は草木が芽吹く季節です。
「陽気」が盛んになることによって植物も芽を出し、虫や動物なども動き始めます。
実は人の身体の中も自然界の動きと同じように陽気が増えて活動的になっていきます。
その際の身体のトラブルに花粉症があります。
目のかゆみや鼻水など、この時期になるとゆううつになる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
原因は花粉?
しかし、平気な顔でマスクもせずに歩いている人もいらっしゃいますよね?(ご時世的に皆さんマスクをされていますが(^^;)
もちろん花粉は原因のひとつであるのは確かですので、大量にあびない、取り除くことは大切だと思います。
最も大切なのは、身体です。
先日のブログhttps://sendaishinkyu.jp/冬の東洋医学的養生でお話したように冬の養生をしていると春のトラブルが起きにくいと言われています。
冬は「陰気」の強い季節なので、人は全ての活動をできるだけセーブして「陽気」を蓄えなければいけません。そうすると春になって陽気がうまく発散されます。その陽気の発散がうまくいかないと発散しきれない陽気が上にのぼり、顔にとどまり炎症という形で現れます。
この陽気のとどまりは花粉症だけではなく、陽気のとどまる部位によって頭痛、肩こり、アトピー性皮膚炎、自律神経失調症などにつながります。
陽気が悪さをしないようにするには、冬の過ごし方が大切というわけです。
2月4日が立春だとすると、冬も後半戦、長年の花粉症がパッとなくなることは難しいですが、陽気のめぐる身体になると少しずつ楽になっていくかもしれません(^^)
鍼灸では足のツボを使い、頭の方にあるのぼせを引き下ろします。印堂や上星というツボもよく使われます。
セルフケアでおすすめなのが呼吸法。
腹式呼吸は、鼻からゆっくりと息を吸い、おへその下にある「丹田」という部分を意識します。丹田を意識すると、自然にお腹が膨らみます。口から吐くときは、お腹がへこみます。腹式呼吸をして心身をリラックスさせ、緊張をほぐしましょう。
寝る前などに腹式呼吸を行うと落ち着きやすいです。ゆったりとした気持ちでご自身の呼吸に意識をむけて2、3分行うとよいでしょう。
今から少しずつ春に向けた身体づくりをしてみませんか^^