鍼灸とPMS

仙台市青葉区立町にある女性専門の鍼灸院、愈鍼アネックス小泉です。

今年も早いもので4ヶ月が経過しました。仙台もだいぶ春らしくなり嬉しいのですが、あと2ヶ月で2022年も半年経過してしまうことに若干焦りを感じている院長です(^^;

オンラインでの勉強会が浸透してはや2年が経過しようとしています。以前は東京まで毎月のように通って鍼灸の勉強をさせていただいていました。オンラインは移動をしなくても良いのでそれに慣れつつもありますが、鍼灸の勉強会といえば実技。こればかりはオンラインよりも対面。早く仙台から日本全国、世界へと勉強の旅に出れるようになることを願わずにはいられません。

今回は婦人科疾患について勉強をしました。

婦人科疾患と言っても様々ありますが、毎月の月経周期によって体調や精神の波に日常生活がままならない方(PMS)でお困りの方も少なくないのではないでしょうか。

東洋医学では子宮・卵巣は最も血(東洋医学的な血という概念。西洋医学的な血液と少し違います。)を消耗するとされており、婦人科疾患の症状を「血の道症」と言います。器質的なものを分類すると、瘀血型、ストレス型、冷え型の血の道症に分かれます。今回はオケツ型のお話をしたいと思います。愈鍼アネックスに来院される患者さんは自律神経失調症やアトピー、肩こり腰痛の方が多いのですが、実は瘀血の方も少なくありません。この後書きますが瘀血が原因で肩こりや頭痛、アトピーの症状として出ていることもあります。

瘀血(オケツ)とは

瘀血は、血液の循環が悪い状態のことを言います。血液の質や血管の状態があまり良くないため、血流が悪くなっています。私の鍼灸の先生はカレーに例えて教えてくれました。

カレーって煮込めば煮込むほど水分が抜けて濃くなっていきますよね?瘀血も最初はサラサラとした血だった訳ですが、何らかの影響で濃くなった状態。濃くなるとどんどん流れにくくもなるし、固まったりするようになります。あくまでも経絡鍼灸的な考え方です。それが特に女性は婦人科系の症状と深く関わってきます。

瘀血のある方の症状

・肩こり

・頭痛

・生理痛

・シミやくすみが多い

・手足が冷えるが頭のあたりはのぼせている

など、様々な症状が出やすいです。

瘀血の見どころとして、おへその下あたりが固い方、生理の出血に血の塊が出る方はこの瘀血が関係しているかもしれません。生活習慣として、甘いものを食べすぎていたり、身体を動かしていない方など上記の症状がある方は一度生活習慣見直していただくこともおすすめです。

経絡鍼灸施術では、お腹の硬さを見て、瘀血の度合いを見ながら、血に関連するツボや経絡を使い、血が増えるような施術を行います。生活習慣も少なからず関係していることが多いので、できる範囲で見直しもしてもらいます。頑固な瘀血は時間がかかることも少なくありませんが、今まであった症状が少しずつ楽になっていきますよ。

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