アトピーと鍼灸2

仙台市青葉区立町にある女性のための鍼灸マッサージ院、愈鍼アネックスの小泉です。

前回は当院のアトピー施術の考え方をお話ししました。

今回はアトピーの方の東洋医学的体質について。

1.ストレスによってアトピーが引き起こされた『肝虚証』タイプ。

2.体力の消耗、疲れが抜けない『腎虚証』タイプ。

3.脾胃の虚弱な『脾虚証』タイプ。

この3タイプが多いです。

脾虚腎虚証のタイプはお子さんに多く、脾虚は消化吸収の力が備わっていないために起こり、腎虚はお子さんの場合は虚弱体質の場合が多いです。ただ、腎は大人になるにつれてしっかりすると言われているので、お子さんの腎虚はそれほど心配しなくてもよい場合が多いですし、脾虚も少しずつ消化吸収能力が備わっていきます。鍼灸施術をすることで精気を補い活発に動けるようにもなりますし、アトピーの症状を長引かせないことが大切です。

肝虚証は大人の方に多く、ストレスなどで大人になってからアトピーになった方が多くいらっしゃる印象です。大人のアトピーの鍼灸施術の場合、アルコールは熱をもたせてしまうので、施術期間中は中止していただくのが一番です。食生活に関しても、砂糖やアレルギー症状が出るとわかっている品目に関しては摂取を中止したほうが鍼灸施術の効果がわかりやすいです。アトピーの症状が落ち着いてしまえば、どちらも再開していただいて大丈夫な場合が多いです。(強いアレルギー反応があったり、明らかに摂取をしてアトピーが悪化する場合は症状が落ち着いても大量の摂取はおすすめはしません。)

汗に関しては、いずれの証でも皮膚のバリア機能が低下するためかゆみが出やすいようです。ただ、かゆいからと言って汗をかくことを恐れて汗が出なくなってしまうほうが改善に向けてデメリットが多くなります。

愈鍼アネックスのアトピー鍼灸施術は、脈診と腹診を行います。

脈やお腹を見ることで上記のどの証か判定し、体質を改善する経絡治療を行います。その後、アトピーでかゆみや赤みが出ている部分に棒灸や鍼をします。アプローチを体質改善と患部に行うことでできる限り早く症状が落ち着くように導きます。

お子さんも大人も発症してから出来るだけ早い鍼灸施術を行うことで早めの改善と色素沈着も少しずつ薄くなっていきます。薄着になる前のこの季節からアトピーの鍼灸施術を始めてください。

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